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治療のステップアップの見極めについて

助産師

 

不妊に悩む夫婦は、昔だと10組に1組の割合でしたが、現在は7組に1組の割合だと言われています。
それに伴い、不妊治療に力をいれる病院も増えました。


ですが、不妊治療が盛んにおこなわれるようになった一方で、一部ですが、人工授精を10回以上も進めたり、人工授精で妊娠できるご夫婦に高額な体外受精をすすめたりする悪質な病院もみられるようになったのです。
不妊治療という需要が高まる一方で、「赤ちゃんが欲しい」という気持ちにつけこんでお金儲けに走る医師もいるのです。
(もちろん、そんな医師ばかりではありませんが、、、(^_^;))
手術風景
ですが、そのようなとんでもない病院や医師に利用されないためにも、医師の言われるままに治療を受けるのではなく、治療が必要かそうでないかをしっかり見極めて、不妊治療をステップアップするためのコツを知ってほしいと思います。

 

ステップアップ治療の目安

  • タイミング療法・・・約5〜6回試します。
  • 人工授精・・・約5〜6回試します。
  • 体外受精・・・約3〜4回試します。
  • 顕微授精・・・約4〜5回試します。

治療のステップアップについて

助産師

 

不妊治療のステップアップは、確かに難しい問題です。
でも、不妊治療は年齢との戦いでもあり、早い決断が良い結果に結びつくこともあります。


 

女性は26歳ころから妊娠率が低下して、35歳では半分になってしまうのです。
不妊治療をすすめるうえで、いかに治療の有効性を判断し、ステップアップさせていくかが、治療の成否をわけるといっても過言ではないのです。

 

ステップアップを迷う理由はなに?

助産師

 

不妊治療のステップアップを迷っている理由はなんですか?
それはきっと「次は妊娠できるかもしれない」と自分の体に期待しているからではないでしょうか。


 

でも、そんな迷いはいますぐに捨ててください。
なぜなら、不妊治療は、「回数を重ねればいつかは成功する」というものではないからです!
そのような、迷いを抱えるよりも、「悔いの無いように、ベストコンディションで、不妊治療に挑む」ことが重要です。
そうすることにより、悔いなくステップアップを進めることができるはずです。

 

みんな何回くらいで妊娠できたの?

助産師

 

厚生労働省の研究により、「各治療法で妊娠した人が、何回目で妊娠したのか?」の統計が報告されています。


※グラフの見方に注意
下記グラフは、その治療法で妊娠した人のみを統計したグラフです。なので妊娠しなかった人は数に含まれていません。

 

グラフ1 人工授精で妊娠した人の累積妊娠率

妊娠した人の8割が7回目までに妊娠
人工授精の累積妊娠率のグラフ

 

 

グラフ2 体外受精で妊娠した人の累積妊娠率

妊娠した人の8割が4回目までに妊娠
体外受精で妊娠した場合の累積妊娠率のグラフ

 

※累積なので、2回目以降は前回妊娠した人を含みます。
例えば、3回目の妊娠数は、1回目で妊娠した人と2回目で妊娠した人と3回目で妊娠した人をすべて足した数になります。

 

グラフ3 顕微授精で妊娠した人の累積妊娠率

妊娠した人の8割が5回目までに妊娠
顕微授精で妊娠した人の累積妊娠率のグラフ
※全体数が「顕微授精を受けた人全員」ではなく、「顕微授精10回目までに妊娠した人」なので、妊娠率は当然100%になります。。10回受ければ妊娠率が100%になるわけではありませんのでお間違いなく。

助産師

 

上記の実施回数を境に、妊娠する人が少なくなり始めます。
つまり、その治療法で結果を出せる可能性が少なくなるということですので、次のステップへ進むべきかどうかを見極める一つのタイミングだと言えるでしょう。


 

もちろん、治療回数に制限はありませんので、あなたが望めば何度でもチャレンジすることができます。
ただ、今のままでは妊娠の可能性が低いということは紛れもない事実なのですから、これまでより少しでも身体的・精神的に良い状態でチャレンジしたいものです。

用語解説

人工授精とは?

男性から採取した精液を女性の子宮に注入する手術。

体外受精とは?

母体外で受精を行う施術。試験管内で精子と卵子を受精させ、その受精卵を子宮に戻す。

体質改善のコツ