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不妊治療の内容を詳しく解説!

助産師

 

不妊治療と言っても、人によって原因も違うので、方法や進め方はまったく異なります。
一般的にはステップアップ治療が行われるので、その流れを簡単にご説明します。



ステップアップ治療の簡単な流れ

  • ステップ1タイミング療法・・・約5〜6回試します。
  • ステップ2人工授精・・・約5〜6回試します。
  • ステップ3体外受精・・・約3〜4回試します。
  • ステップ4顕微授精・・・約4〜5回試します。

※上記の回数は厚生労働省による「不妊治療の目安」を参考にしております。実際は病院によって異なります。
※自然に排卵が起こっている場合は、薬剤を使わずに上記治療を進めることもありますが、たいていの場合は、妊娠率を高めるため、排卵誘発剤を利用しながらの治療になります。

 

タイミング療法とは?

排卵周期にあわせて、性行為を行うよう指導すること。

料金:3000円〜7500円
妊娠率:1周期あたり約3%
コメント:排卵周期さえ確認できれば、ご自身でもできる不妊治療です。
わざわざお金を払ってまで行うのは、少々もったいない気もします。

考えるカップル

人工授精とは?

男性から採取した精液を女性の子宮に注入する施術。

料金:5000円〜2万円
妊娠率:1回あたり約5〜15%
コメント:比較的、料金は低めですが、妊娠率も低いため、繰り返しトライする人が多い不妊治療です。
ですが、2万円も積み重なれば、あっという間に10万、20万になることも、覚えておいてください。

体外受精とは?

母体外で受精を行う施術。試験管内で精子と卵子を受精させ、その受精卵を子宮に戻す。

料金:20万円〜45万円(保険適用不可)
妊娠率:1回あたり約15〜20%
出産率:1回あたり約10〜15%
コメント:つまり、5人に1人しか妊娠できないということです。
残念ながら、成功しない方のほうが多く、赤ちゃんを授かった人は、非常に幸運です。

ラブラブカップル

顕微授精とは?

精子を顕微鏡下で卵子に注入し、受精させた後、その受精卵を子宮に戻す施術。

料金:25万円〜50万円程度(保険適用不可)
妊娠率:1回あたり約20〜25%
出産率:1回あたり約15〜20%
コメント:自然妊娠より流産率が高いので、出産までたどり着ける赤ちゃんはごく一部、、、。
赤ちゃんの顔を見るまでに至らなかった方もたくさんいらっしゃるのが現状です。

ステップアップ療法の妊娠率は驚くほど低い、、、

助産師

 

これだけのステップがあれば、「妊娠できるかも、、、」と思うかもしれません。
がしかし、各治療法における妊娠率は、驚くほど低いのです。
人工授精では約10%の妊娠率だと言われています。


 言い換えれば、10人に1人しか成功しない治療法なのです。
かといって、10回の人工授精を受ければ、1回は妊娠するのか?といえば、そうでもありません。

 

体外受精や顕微授精に関しても、妊娠率は低いです。
さらに、どちらも保険が適応されない治療なので、1回の施術料が非常に高額です。
病院によっての違いはありますが、だいたい40万〜50万円が相場です。

 

不妊治療に期待を持って、このページをご覧になったのなら、つらい内容だったと思います。
しかし、不妊治療の可能性や限界を知ることも、重要なのです。

不妊治療はとてもつもなく高額になる!!

助産師

 

不妊治療は、一部の治療に保険がきかないので、高額になります。
さらに、治療が毎週期ごとに行われるので、その都度にお金がかかるということも、経済的負担になります。
不妊治療費助成制度という救助策もできましたが、いろいろな制限もあるので、まだまだ経済的に困っている人はたくさんいます。


不妊治療費をなるべく安く抑えるには?

助産師

 

不妊治療費のために、家計をやりくりしている人が大半だと思います。
がしかし、お金の捻出には限界があります。
だから、「どうやってお金を捻出するか?」よりも、治療費をなるべく安く抑える方法を紹介します。


1、治療を1日も早く終えること

当たり前ですが、早く妊娠すると不妊治療が早く終わることになります。
間違っても、治療を続けることが妊娠の確率を高めているわけではありません!!
ですから、不妊治療の期間を延ばすのではなくて、妊娠しやすい体づくりに専念してください。

 

2、無駄な不妊治療は受けないこと

卵子の状態が悪いのに人工授精を受けたり、子宮内膜の状態が悪いのに体外受精を受けたりするのは、はっきり言って無駄です。
なので、結果的に同じことを言いますが、妊娠しやすい体づくりが最優先となります。

 

まとめ:不妊治療をできるだけ少ない回数で妊娠できることが、治療費を安く抑えることにつながります。

不妊治療の厳しさを知ったあなたへ

助産師

 

前述のように、不妊治療は成功率が低く、お金もかかる治療です。
人によっては、不妊治療の費用がかかりすぎて、経済的に追い込まれてしまった人や、度重なる治療で心身がボロボロになっていく人もいます。
ですので、不妊治療を受けるのならば、なるべく成功率をあげて、不妊治療を受けてほしいのです。



どうすれば、不妊治療の成功率が上がるのか?

助産師

 

まずは、あなた自身の体調(コンディション)を整えることです。
どんなに、高度な治療を受けても、赤ちゃんの元になる卵子や赤ちゃんのベッドとなる子宮が良い状態でないと、不妊治療の成功率が下がるのです!


なので、体調を整えるためにも、日ごろの生活習慣や食生活をしっかりと見直す必要がありますね。


>>関連ページ 不妊治療を受けながら自分でできること

用語解説

排卵誘発剤とは?

様々な理由で排卵が起こりにくい、起こらない場合に、排卵を促すために使用する薬。飲み薬と注射薬がある。
ただ、不妊治療の場合、妊娠率を高めるため、原因の有無に関係なく使用されることもある。

不妊治療費助成制度とは?

不妊治療を受けている夫婦の経済的負担を軽減するため、国と地方自治体が治療費の一部を支給するという制度。
2004年4月から始まりました。
しかし、対象となる治療法や治療回数が限られていたり、助成期限が設定されていたりといろいろな制限がある上に、地域によって助成内容も違うので、住んでいる地域での助成内容を確認したほうがいいでしょう。

 

不妊治療助成費制度の概要


・対象となる治療・・・保険適用外となる特定不妊治療(体外受精および顕微授精)
・助成期限・・・5年間
・支給金額・・・1年度辺り10万円〜×2回まで
・所得制限・・・夫婦合算で年収730万円未満
・指定医療機関・・・あり
・申請方法・・・自治体内の保健センターや保健所などに申請書を提出する
・申請書・・・行政窓口・医療機関にて受け取る
・申請内容・・・過去の不妊治療歴・特定不妊治療を受けた理由・助成を受ける治療の方法と要した費用
・実施・運用について・・・地方自治体にゆだね、それを国が支援する

 

体質改善のコツ